- ストラトSSHって本当にダサいの?
- 見た目や音に不満が出るのはなぜ?
- 後悔しない選び方ってあるのかな?
ストラトSSHは「万能だけどダサい」と言われがちです。
でも、実際に使ってみないとわからない部分も多いはず。
外見の好みや音の違いで迷っている方は少なくありません。
この記事では、SSHストラトがなぜそう言われるのかを掘り下げ、リアピックアップの扱い方や音作りの工夫まで詳しく紹介します。
既存ユーザーのリアルな声も交えながら、使えるギターとしての魅力を再発見できる内容です。
読んだ後には「思ってたよりずっとアリかも」と感じてもらえるはずです。
- ストラトSSHの見た目に違和感を持っている
- SSH配列の音の違いを詳しく知りたい
- リアピックアップの使い道に悩んでいる
- ストラト選びで後悔したくないと感じている
- 他人の評価に左右されず選びたいと思っている
ストラトSSHは本当にダサい?定番構成の特徴を整理

「ストラトSSHってダサいの?」と感じた人は意外と多いかもしれません。
見た目や音のイメージで判断されがちなSSH配列ですが、その仕組みを知れば印象が変わります。
ほかの構成とのちがいや音作りの幅を知ることで、自分に合った一本を選べるようになります。
まずは基本から確認していきましょう。
SSHってどんなピックアップの並び?
SSH構成とは、ストラトキャスターに搭載されるピックアップ配列の一種です。
S=シングルコイル、H=ハムバッカーを指し、ネック・ミドルがシングル、ブリッジにハムを載せたレイアウトが特徴です。
この配列は、シングルの繊細さとハムの力強さを1本で両立させたいプレイヤーに選ばれています。
実は、1980年代のモダンロックやHR/HMサウンドの需要から誕生した構成です。
ピックアップ構成の基本理解
シングルコイルは、細くてクリアな音が出せるピックアップです。フェンダー系のギターで多く使われています。
一方、ハムバッカーはノイズが少なく、太くて迫力のある音が特徴です。
SSH構成はこの2つをミックスすることで、クリーンからドライブまで幅広く対応できます。
ライブでジャンルを横断するギタリストに好まれる理由はそこにあります。
各ポジションの役割
ネック側のシングルは柔らかく甘い音。
ミドルはカッティングやファンクに使いやすい中域。
ブリッジ側のハムバッカーはソロやディストーションで威力を発揮します。
これら3つが1本に詰まっているのがSSH最大の魅力です。
「音色を使い分けたいけど本数は増やしたくない」という人に最適です。
見た目に違和感を感じる人も
クラシックなストラトを愛する人には、ブリッジのハムだけが「不自然」と感じられることがあります。
特にSSS構成に親しんだ目には違和感があるかもしれません。
ただし、これは見た目だけの話。
音に関しては実用性を優先した結果で、好みの問題とも言えます。
SSH構成を選ぶプロギタリストも多い
実際には、ジョン・メイヤーやリッチー・コッツェンなど、多くのプロがこの構成を使用しています。
用途に応じて理にかなった選択であることが分かります。
プレイスタイルや求める音が多彩な人には、SSHはむしろベストな選択肢と言えるでしょう。
SSSやHSHとのちがいは?
ストラトのピックアップ構成には、SSH・SSS・HSHといった選択肢があります。
それぞれに個性と得意分野があり、音のキャラクターが大きく変わります。
この違いを理解すると、プレイスタイルやジャンルに合わせた機材選びがしやすくなります。
- SSSは伝統的なストラトサウンドが得意
- HSHは高出力でモダンな音に対応
- SSHはバランス型で幅広いジャンルに対応
- ミドルPUの種類でも音が変わる
- ハーフトーンの挙動も構成で異なる
SSSはヴィンテージ系のクリーンやクランチに最適です。
特にブルースやファンクには根強い人気があります。
一方、HSHはメタルやハードロックに強く、ソロ向きの構成です。
SSHはこの2つの中間で、音のバランスと汎用性を重視する人に支持されています。
まさに「1本で全部やりたい」プレイヤーのための選択肢です。
SSH構成の音の幅とバランス
SSHは1本のギターで音色の幅を最大化できる構成です。
これはレコーディングやライブで、曲ごとに音を変えたい人にとって強い味方になります。
それぞれのポジションで出せる音の幅と、ピックアップの組み合わせによる効果を確認しておきましょう。
ポジション | 主な音の特徴 | よく使われるジャンル |
---|---|---|
ネック(S) | 甘くて温かいクリーン | ブルース、ジャズ |
ミドル(S) | 軽やかで抜けの良い音 | ファンク、ポップス |
ブリッジ(H) | 歪みに強く、芯のある音 | ロック、メタル |
この構成では、ハーフトーンも含めて5通りの音が出せます。
特に2・4ポジションのカッティング音は、ファンキーでクセになるトーンです。
幅広い音楽に対応できるSSHは、1本目のギターにも最適といえるでしょう。
音作りの工夫次第で、SSS以上に面白い表現ができます。
「万能だけど中途半端」ってホント?
SSH構成には「いろいろできるけど決め手に欠ける」といった声があります。
万能=中途半端という評価は本当なのでしょうか?
答えは「使い方次第」です。
ピックアップ構成の意図を理解すれば、むしろSSHは狙いどおりの音を引き出しやすい設計です。
シングルの音が弱く感じることも
SSHギターでは、ハムの出力が高いため、ネックやミドルのシングルPUが物足りなく感じることがあります。
この「音の差」が「中途半端」と言われる原因の一つです。
ただ、PUの高さ調整や配線の工夫で、音量バランスは十分に取れます。
ジャンルに応じて選びたい構成
SSHはロック、ポップス、ファンクなど幅広い音楽に対応します。
逆に、ブルースやジャズのように味のあるヴィンテージトーンを求める人には、SSSの方が合うかもしれません。
SSHはどのジャンルにも対応可能ですが、突き詰めた個性を出すには工夫が必要です。
「中途半端」ではなく「バランス型」
結論として、SSHは「中途半端」ではなく、むしろバランス型で実用性に優れた構成です。
1本で何役もこなす必要がある人にとっては、理想的な選択と言えるでしょう。
音に「尖り」がほしいときは、PU交換やエフェクトの工夫で個性を出すのが定番のアプローチです。
代表的なSSHモデルとその特徴
SSH構成を搭載したギターは、メーカーごとに音の方向性や使いやすさに違いがあります。
人気モデルの特徴を把握すると、自分に合う1本が見つけやすくなります。
ここでは主要ブランドから評価の高いSSHモデルをいくつか紹介します。
モデル名 | ブランド | 特徴 |
---|---|---|
Player Stratocaster HSS | Fender | クセのないモダンサウンドで幅広く使える |
Pacifica 112V | YAMAHA | コスパ抜群。初心者~中級者に人気 |
AZ2204 | Ibanez | 高出力&高機能。テクニカル系に最適 |
Suhr Classic S HSS | Suhr | プロ仕様。多彩で繊細なサウンドメイクが可能 |
フェンダー系はクリーンに強く、IbanezやSuhrは歪みにも対応しやすい設計です。
Pacificaはバランス重視で、はじめてのSSHにもおすすめです。
いずれも「SSH=ダサい」とは無縁の高評価モデルばかり。
選ぶポイントは「出したい音と使う場面」に合わせることです。
ストラトSSHがダサいと思われる理由と誤解

「ダサい」と言われる理由には、見た目だけでなく、ジャンルや時代背景が関係しています。
実は誤解や偏見による印象が多いのも事実です。
本当に不利な点があるのか、それともイメージだけの話なのか。
音楽的な使い方や対処法も含めて深掘りします。
「邪道」と言われる文化的背景
ストラトSSHが「邪道」と言われる理由の一つに、ギター文化の保守性があります。
特にSSS構成に対する信仰は根強く、変化を好まない層も少なくありません。
ヴィンテージ系ギターを愛する人にとって、ハムバッカーの追加は「改造」=「伝統への反逆」と映ることがあります。
フェンダー=SSSという固定観念
ストラトキャスターは本来シングルコイル×3が定番です。
1954年の登場以来、この形が「本物」とされてきました。
SSHはその概念を崩す存在と見なされやすいのです。
「万能」は妥協と見られがち
SSHの柔軟性はメリットでもありますが、尖った個性を求める一部のプレイヤーには、「どっちつかず」「器用貧乏」に映ることがあります。
SNS世代の再評価も進行中
近年はYouTubeやTikTokなどでの使用例が増え、「邪道」よりも「便利」と捉える若い世代が増えています。
評価は時代と共に変化しているのです。
ロックやメタルに多いけどなぜ?
SSH構成がロックやメタルのギタリストに好まれるのは、リアのハムバッカーが高出力で歪みに強いからです。
強いゲインや速いパッセージでも音が潰れにくく、リフやソロの輪郭がはっきりします。
高出力PUでアタックが強い
ハムバッカーはノイズに強く、音に厚みがあります。
リードプレイでも安定感があり、パワーコードでもしっかり抜けます。
クリーントーンと歪みの両立
ネック側のシングルで透明感のあるクリーン、リアのハムでドライブサウンド。
これ1本で曲の展開に応じた音作りが可能です。
代表的アーティストの使用も影響
ジョン・メイヤーやエディ・ヴァン・ヘイレンなど。
SSH構成を使用するギタリストがジャンルの象徴となったことも影響しています。
リアのハムが目立ちすぎる?
SSHギターを弾いて「リアだけやけに大きい」と感じたことはありませんか?
これは出力のちがいが原因です。
リアのハムバッカーは、他のシングルPUよりもパワーが強く、音圧も高め。
ギター全体のバランスを崩す要因にもなりえます。
PU高さで印象が変わる
リアPUが近すぎると音が強すぎます。
ネックやミドルと高さを調整して、聴感上のバランスを取るのが基本です。
出力バランスが機種ごとに違う
IbanezやSuhrのように全体の音量差を抑えたモデルもあります。
パッシブPUよりもアクティブPUの方がバランス調整しやすい傾向もあります。
ミキシング時の処理も重要
録音やライブでは、EQで中域を削ることでリアPUの「抜けすぎ問題」を解消できます。
プレイヤーの工夫で補える範囲です。
音量差や使いにくさの調整方法
SSH構成で最も悩ましいのがPUごとの音量差です。
特にシングルからハムに切り替えると、急に音が「ドンッ」と大きくなることがあります。
でも心配いりません。簡単な工夫でこの問題は改善できます。
- PUの高さを微調整する
- 抵抗値の違うポットを使う
- ハムバッカーにタップ(コイル分割)を入れる
- 音量差を補正する回路を追加する
- ブースターやEQで微調整する
特にコイルタップは実用性が高く、音の切り替えがなめらかになります。
配線を少し工夫するだけで、ライブでも安心して使えます。
SSHは使いにくいのではなく、「調整してこそ活きる」構成。
自分なりの設定で、演奏が一気に快適になります。
ストラトSSHはダサくない!ユーザーのリアルな声と使い方

実際に使ってみると、その万能さに助けられたという声も多く見られます。
見た目ではなく、音や使い方の自由度に価値を感じる人が増えています。
SNSでの評価やユーザーの工夫から、SSH構成のポテンシャルが見えてきます。
音楽をもっと楽しみたい人には強い味方です。
「万能」に助けられた使用シーン
SSH構成のギターは、演奏スタイルに迷う人やジャンルの垣根を越えて弾く人にとって、まさに頼れる相棒です。
どんな場面でも活躍できる柔軟性が強みです。
ライブ、レコーディング、自宅練習まで幅広くカバー。
場面を選ばず、「ちょうどいい」音をすぐ作れる安心感があります。
自宅練習で音作りを試す
シングルとハムの音の違いを一台で体感できるため、自分の好みを見つける練習にも最適です。
特に初心者や復帰組に人気があります。
弾き語りでもエフェクトいらず
SSH構成はクリーン〜クランチまで幅広く対応。
アコースティック寄りの曲でも心地よく響く音色が出せます。
即戦力としてのライブ使用
複数ジャンルの曲を演奏するバンドでは、ギターを持ち替える手間を省けるのが大きな魅力です。
1本で全曲対応できたという声も多いです。
S寄り?H寄り?みんなの使い分け方
SSH構成のギターは、「S(シングル)寄り」か「H(ハム)寄り」かでキャラが変わります。
使い方で音の方向性がはっきり分かれるのです。
個人のスタイルや目的に応じて、最適なバランスを探すことがカギになります。
- クリーン多めならS寄りセッティング
- ロック系ならHの出力を重視
- ミドルPUで音のつなぎ役を担う
- PU切替をライブの演出に使う
- セッションではHの安定感が便利
実際には、演奏するジャンルや好みによって柔軟に切り替える人が多数。
特に「SのきらびやかさとHの厚みを両方持ちたい」層には最適です。
自分の耳と手にしっくりくる設定を見つける楽しさも、SSHの大きな魅力といえるでしょう。
SNSでの評価とリアルな口コミ
SSH構成は中途半端と言われますが、SNSでは評価が変わりつつあります。
ハッシュタグで検索すれば、肯定的なレビューが多数見つかります。
中には「エフェクターよりSSHの切替のほうが音作り楽しい」という投稿も。
リアルな使用者の声は、説得力があります。
初心者にこそ向いている?
「一本目はSSHで正解だった」という声が増えています。
迷ったらSSH、という選び方が広まりつつあります。
ライブでの安心感が高評価
「どんな箱でも音が作れる」
「音量バランスが優秀」
といった感想が多く、実戦経験者からの信頼も厚いようです。
機材レビュー動画の広がり
YouTubeなどのインフルエンサーによる使用動画も後押し。
実際の音や反応を見られることで、購入の不安が減るという意見もあります。
SSH構成で広がる音楽ジャンルの可能性
SSHは「どのジャンルにも対応できる」という点が最大の武器です。
特定のジャンルに縛られない、自由な表現の幅を広げてくれます。
ジャンル | 使うPU | 効果 |
---|---|---|
ブルース | フロントS | しっとりした温かみ |
ロック | リアH | 力強いドライブ感 |
ジャズ | センターS | 丸みある音のまとまり |
ポップス | 各PU切替 | 場面ごとの色付け |
「フロントPUは甘めで、リアはパキッとした歪み」と使い分ければ、一人でバンド感のあるアレンジも可能です。
1本で何役もこなせる。
SSH構成は、ジャンルを問わず活躍したいプレイヤーの心強い味方です。
ストラトSSHは本当にダサい?音と魅力の総まとめ
ストラトSSH構成は「ダサい」と言われることがありますが、その多くは誤解や一面的な視点によるものです。
ピックアップの配置によって得られる音の幅や使い勝手は、多くのユーザーにとって大きなメリットになっています。
本記事では、SSH構成の仕組みや評価の実情、ユーザーのリアルな使い方までを多角的に整理しました。
ギター選びに迷う方や、「SSHってどうなの?」と気になる方が一歩前に進めるような内容になっています。
【要点まとめ】
- SSH構成はシングル2つ+ハム1つの並び
- SSSやHSHと比較してバランス型の構成
- 「中途半端」と言われるのは音の個性が見えづらいため
- SSHにはライブでの使いやすさがある
- 文化的背景が「邪道」と呼ばれる要因
- リアのハムPUが目立つ印象も一因
- 音量差はセッティングで調整可能
- SNSやYouTubeではポジティブな声が増加
- ジャンルを選ばず1本で幅広く対応できる
- 初心者にもおすすめされる構成の一つ
自分のプレイスタイルに合ったギターを選ぶことが、音楽を楽しむ一番の近道です。
「万能=中途半端」と決めつけず、SSHの本当の魅力を知れば、きっともっと音作りが楽しくなります。
あなたの音楽が、もっと自由に広がるきっかけになりますように。
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