初心者向け|弾きやすいギターを予算と用途から選ぶ

Bacchusギターのおすすめはどれ?現行8モデルを予算と用途で比較

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Bacchusのギターは、似た形でも型番によってピックアップやフレット、ネックまわりの仕様が変わります。

たとえば、定番のSTタイプに見えるBST-1-RSM/MとGS-4DX RSM/Mでも、作れる音やハイポジションの弾きやすさは同じではありません。

価格だけで決めると、必要な仕様を外したり、使わない機能へ余計にお金をかけたりすることがあります。

選ぶときに見たいのは、主に次の4点です。

  • シングルコイルとハムバッカーのどちらが必要か
  • 通常のロングスケールで無理なく弾けるか
  • 24フレットやヒールカットを使う場面があるか
  • パーツ構成や国内でのセットアップをどこまで重視するか

上位シリーズかどうかだけで判断せず、弾きたい音や演奏スタイルに必要な仕様が揃っているかを基準に選んでください。

ブランド全体の品質や「やめとけ」「ダサい」といった評判が気になる人は、先にバッカスギターの評判とシリーズごとの違いを確認してください。

目次

Bacchusギターはシリーズで価格帯と仕様が変わる

Bacchusのギター選びでは、シリーズ名を先に見ると候補を絞りやすくなります。

低価格なUniverse Seriesと、長野県で調整されるJapan Tune-up Seriesでは、価格だけでなくパーツや出荷前の工程も異なります。

Universe Series|価格を抑えて始めたい人向け

Universe Seriesは、Bacchusのエントリーラインです。

BSTやBTEなど定番シェイプのモデルが多く、実売価格を抑えながらローステッドメイプルネックを採用した製品もあります。

ただし、同じUniverse Seriesでも仕様は一律ではありません。

たとえばBST-1-RSM/Mはニッケルシルバーフレットですが、DX系のBTE-1DX RSM/MやGS-4DX RSM/Mにはステンレスフレットとヒールレスカットが使われています。

予算優先なら通常モデル、ハイポジションの弾きやすさまで求めるならDXモデルという分け方ができます。

Global Series|パーツや構造にもこだわりたい

Global Seriesは、Handmade Seriesで培われた仕様を取り入れながら、価格を抑えたラインです。

BSH-850/RSMでは、ロック式ペグ、Graph Tech製TUSQ XLナット、Wilkinson製2点支持トレモロを搭載。BARON-JAZZのようなセミホロウ構造のモデルも用意されています。

Universe Seriesより高くなりますが、ブリッジやペグ、ナット、ボディ構造まで含めて選びたい人には比較しやすい価格帯です。

Japan Tune-up Series|国内でのセットアップを重視

Japan Tune-up Seriesは、長野県松本市の専門部署で1本ずつ調整とセットアップが行われるシリーズです。

ここは間違えやすいところですが、「日本製ギター」という意味ではありません。

海外で生産したギターを国内で検品・調整し、実際に演奏しやすい状態へ整えてから出荷する仕組みです。

TACTICS24-SPM RSM/Mのように、ステンレスフレット、24フレット、ロック式ペグ、ヒールカットなどを備えたモデルもあります。

Handmade Series|高価格帯は目的を決めて選ぶ

Handmade Seriesは、長野県松本市の飛鳥工場で製作されるBacchusの上位ラインです。

G-STUDIOなどが候補になりますが、価格や仕様は限定モデルや製作時期によって変わります。

初めてBacchusを買う人が、ブランド内で最も高いモデルを選ぶ必要はありません。まずはUniverse、Global、Japan Tune-upの中から用途に合うモデルを探し、木材やピックアップまで明確な希望が出てからHandmade Seriesを比較する方が選びやすいでしょう。

Bacchusの現行ラインナップを公式サイトで見る

Bacchusギターのおすすめ8モデルを比較

今回紹介する8モデルの違いをまとめました。

モデルシリーズ希望小売価格(税抜)主な仕様向いている人
BST-1-RSM/MUniverse40,000円SSS、ニッケルシルバーフレット安く定番のSTタイプを始めたい
BTE-1DX RSM/MUniverse47,000円SS、ステンレスフレット、ヒールレスカットTLタイプと現代的な演奏性が欲しい
GS-4DX RSM/MUniverse47,000円HSH、コイルタップ、ステンレスフレット1本で幅広い音を作りたい
BJM-1-RSM/MUniverse43,000円P-90タイプ2基、オフセットボディ太めのシングルコイルサウンドが好き
BMS-1-RSM/M-TTPGUniverse42,000円ミディアムスケール、SS手が小さい、弦の張りを弱めたい
BSH-850/RSMGlobal100,000円SSH、ロック式ペグ、Wilkinsonブリッジパーツ構成を一段上げたい
BARON-JAZZGlobal123,000円セミホロウ、HH、ミディアムスケールジャズやブルース、個性的な外観が好き
TACTICS24-SPM RSM/MJapan Tune-up150,000円HH、24フレット、ステンレスフレットロックやテクニカルな演奏を重視

BST-1-RSM/M|初めての1本を安く揃えたい

BST-1-RSM/Mは、3基のシングルコイルを搭載した定番のSTタイプです。

648mmのロングスケール、42mmのナット幅、シンクロナイズドトレモロという基本的な構成。ネックと指板にはローステッドメイプルが使われています。

3つのピックアップを5ウェイスイッチで切り替えられるため、明るいリアサウンドから柔らかいフロント、カッティングに使いやすいハーフトーンまで作れます。

一方、リアもシングルコイルなので、ハムバッカーの太い歪みを最優先するモデルではありません。

低予算でポップス、ブルース、軽めのロックを始めたい人に向いています。強く歪ませたいなら、SSH配列のBST-2-RSM/MやHSH配列のGS-4DXも比較してください。

BTE-1DX RSM/M|TLタイプと現代的な弾きやすさを両立

BTE-1DX RSM/Mは、2基のシングルコイルを搭載したTLタイプです。

従来のBTE-1系と比べて注目したいのが、ジャンボサイズのステンレスフレットとヒールレスカット。ハイポジションへ手を伸ばしやすく、フレットの摩耗にも強い構成です。

指板Rは320mmと比較的フラット。昔ながらの丸い指板を再現したモデルではなく、チョーキングやリード演奏にも対応しやすい現代的な仕様になっています。

ピックアップはシンプルなSS配列です。リアでは輪郭のある硬質な音、フロントでは少し丸みのある音を作れます。

ヴィンテージ仕様のTLタイプが欲しい人より、歯切れのよい音とハイポジションの弾きやすさを両立したい人におすすめです。

GS-4DX RSM/M|HSH配列で幅広い音を作りたい

GS-4DX RSM/Mは、フロントとリアにハムバッカー、中央にシングルコイルを置いたHSH配列のモデルです。

コイルタップ用のミニスイッチを搭載しており、ハムバッカーの太い音だけでなく、出力を切り替えた軽快な音も作れます。

さらに、

  • ステンレス製ジャンボフレット
  • ヒールレスカット
  • バックコンター
  • 320mmの比較的フラットな指板R

を採用。Universe Seriesの中でも、演奏性を重視した構成です。

ハムバッカーとシングルコイルの音が完全に同じ品質で何でもできる、という意味ではありません。それでも、弾きたいジャンルがまだ定まっていない人には便利です。

ポップス、ロック、強めの歪み、ギターソロまで1本で試したいなら、低価格帯の本命候補になります。

BJM-1-RSM/M|P-90タイプの太さを持つオフセットモデル

BJM-1-RSM/Mは、オフセット形状のボディにBacchus独自のP-90タイプピックアップを2基搭載しています。

一般的な細身のシングルコイルより音に厚みを出しやすく、ハムバッカーほど輪郭が丸くなりすぎないのが特徴です。

ブリッジは6点支持のシンクロナイズドトレモロ。伝統的なジャズマスターと同じ構造をそのまま再現したモデルではありません。独特なブリッジの扱いに慣れる必要が少なく、通常のSTタイプに近い感覚で使えます。

注意したいのは、P-90タイプもシングルコイルの一種なので、強く歪ませたときのノイズが完全になくなるわけではないことです。

見た目の個性に加え、オルタナティブロックやガレージロック、ブルースで太めのシングルコイルサウンドを使いたい人に合います。

BMS-1-RSM/M-TTPG|手が小さい人にも選びやすい

BMS-1-RSM/M-TTPGは、小ぶりなボディと628mmのミディアムスケールを採用したモデルです。

一般的な648mmのロングスケールよりフレット間隔が少し狭く、同じ弦を張った場合はテンションも緩くなります。手が小さい人や、押弦・チョーキングの負担を抑えたい人には試す価値があります。

ピックアップは2基のシングルコイル。3ウェイのトグルスイッチでフロント、ミックス、リアを切り替えるシンプルな操作です。

ただし、ミディアムスケールなら誰でも自動的に弾きやすくなるわけではありません。ネックの厚さや弦高、ボディを構えたときの位置も関係します。

可能なら通常スケールのBSTと店頭で握り比べてください。

BSH-850/RSM|Global Seriesで一段上の仕様を選ぶ

BSH-850/RSMは、SSHピックアップとコイルタップを搭載したGlobal Seriesのモデルです。

低価格なBST系との大きな違いは、周辺パーツにあります。

  • Graph Tech製TUSQ XLナット
  • Wilkinson製2点支持トレモロ
  • ロック式ペグ
  • SSHピックアップ
  • コイルタップ
  • 305mm指板R

ロック式ペグは弦交換をしやすくし、ペグへ巻き付ける弦の量を減らせます。ただし、ロック式ペグだけでチューニングのずれが完全になくなるわけではありません。ナット、ブリッジ、弦の張り方や調整状態も影響します。

GS-4DXより価格は上がりますが、ステンレスフレットではなくニッケルシルバーフレットです。単純な上位互換ではなく、ブリッジやペグ、ナットの構成を重視する人向けと考えてください。

BARON-JAZZ|セミホロウ構造とミディアムスケールが特徴

BARON-JAZZは、Fホールを備えたセミホロウ構造のモデルです。

スプルーストップとナトーボディを組み合わせ、ピックアップはハムバッカーを2基搭載。2ボリューム、2トーンのため、フロントとリアを個別に調整できます。

スケールは628mm。一般的なロングスケールよりフレット間隔が狭く、柔らかめの弦の感触を好む人にも候補となります。

ソリッドギターとは構造が異なるため、見た目だけで選ぶより、

  • ジャズやブルースで丸いフロントサウンドを使いたい
  • セミホロウ特有の響きが欲しい
  • ミディアムスケールを選びたい
  • 定番のST・TLタイプとは違うデザインが好き

という人向けです。

強い歪みを多用する場合は、音量やアンプとの位置によってハウリングが起こりやすくなることがあります。ハードロック中心ならTACTICS24やGS-4DXの方が扱いやすいでしょう。

TACTICS24-SPM RSM/M|国内セットアップと24フレットを重視

TACTICS24-SPM RSM/Mは、Japan Tune-up Seriesに属する24フレット仕様のモデルです。

スポルテッドメイプルのボディトップに、ローステッドメイプルネック、ジャンボサイズのステンレスフレットを採用。ピックアップはハムバッカー2基で、コイルタップにも対応します。

演奏面では、

  • 24フレット
  • ヒールカット
  • バックコンター
  • ロック式ペグ
  • Wilkinson製トレモロ
  • 305mm指板R

を備えています。

今回の8本では最も高価ですが、単に装飾が豪華なだけではありません。高音域を使うギターソロ、深い歪み、アーミング、頻繁な弦交換まで考えた実戦的な構成です。

一方、カッティングやコード伴奏が中心なら、ここまでの仕様は必要ない可能性があります。初心者だから選んではいけないモデルではありませんが、24フレットやロック式ペグを使う理由がないならGS-4DXやBSH-850も比較してください。

スポルテッドメイプルの模様には個体差があります。通販では、できれば掲載写真が実際の販売個体を示しているページから選びましょう。

迷ったら予算と弾きたい音から候補を絞る

8本すべてを細かく比べる必要はありません。予算と、弾きたい音の方向から2本程度まで絞ると選びやすくなります。

できるだけ安く始めるならBST-1-RSM/M

購入費用を抑えながら定番のエレキギターを始めたいなら、BST-1-RSM/Mが分かりやすい選択です。

SSS配列なので、クリーントーン、軽い歪み、カッティングに向いています。

TLタイプの外観と硬質な音が好きならBTE系も候補ですが、通常のBTE-1とBTE-1DXは仕様が異なります。ステンレスフレットとヒールレスカットが欲しい場合は、型番にDXが入っているか確認してください。

幅広い音を作るならGS-4DX RSM/M

弾きたいジャンルがまだ決まっていないなら、HSH配列とコイルタップを備えたGS-4DX RSM/Mが選びやすいでしょう。

Universe Seriesながらステンレスフレットとヒールレスカットを備え、価格と演奏性のバランスも取りやすいモデルです。

パーツ構成をさらに上げたいならBSH-850/RSM。ただし、GS-4DXのHSHとBSH-850のSSHでは音の作り方が違います。

手が小さいならBMS、太めのシングルコイルならBJM

BMS-1-RSM/M-TTPGは、628mmのミディアムスケールを採用しています。通常スケールで指を広げにくい人や、弦の張りを少し弱めたい人向けです。

BJM-1-RSM/Mは通常のロングスケールですが、P-90タイプピックアップとオフセットボディが特徴。弾きやすさより、音と見た目の個性で選ぶモデルです。

ロックやギターソロならTACTICS24

24フレット、ステンレスフレット、ハムバッカー、ヒールカットをまとめて求めるならTACTICS24-SPM RSM/Mが本命です。

もっと予算を抑えるならGS-4DX RSM/Mも候補になります。こちらはHSH配列で音の幅が広く、初めての1本としても選びやすい構成です。

ジャズやブルースならBARON-JAZZ

セミホロウ構造とハムバッカーの組み合わせを求めるならBARON-JAZZ。

コードの響きやフロントピックアップの丸い音を重視する人に向いています。強い歪みや高音域のソロを中心にする場合は、ソリッドボディのTACTICS24やGS-4DXの方が扱いやすいでしょう。

Bacchusギターを買う前に確認したい3つのポイント

型番が似ていても、末尾の文字やシリーズによって仕様が変わります。購入前には商品名だけでなく、販売ページの仕様欄まで確認してください。

ピックアップ配列とコイルタップの有無

ピックアップ配列は、作れる音の方向を大きく左右します。

  • SSS・SS:明るく輪郭のあるクリーンやカッティング向け
  • SSH:シングルコイルの軽快さとリアハムの太さを両立
  • HSH:強い歪みからシングルコイル系の音まで幅広い
  • HH:太い音やロック、ギターソロに向く
  • P-90タイプ:シングルコイルの歯切れと太さを両立

コイルタップを使っても、専用のシングルコイルと完全に同じ音になるわけではありません。それでも、1本で音色の選択肢を増やしたい場合には便利です。

フレット・ブリッジ・ハイポジションの弾きやすさ

同じ価格帯でも、フレットやネックジョイントは異なります。

GS-4DXとBTE-1DXはステンレスフレットとヒールレスカットを採用。一方、BST-1とBJM-1はニッケルシルバーフレットを使った比較的シンプルな構成です。

ステンレスフレットは摩耗しにくい反面、ステンレスだから自動的に弾きやすくなるわけではありません。フレットの大きさ、仕上げ、弦高、ネックの反りも関係します。

通販で買う場合も、購入店で初期調整を頼めるか確認しておきましょう。

生産終了モデルと現行モデルを混同しない

Bacchusは限定モデルやスポット生産品が多く、公式ページが残っていても生産終了と表示されている場合があります。

中古品や旧モデルが悪いわけではありません。ただし、現行品と同じ型番だと思って買うと、ピックアップ、指板材、フレット、ブリッジなどが異なる可能性があります。

特に、

  • 型番末尾のM・R・P
  • DXの有無
  • AGEDやTTPGなどの追加表記
  • Universe・Global・Japan Tune-upのシリーズ名

まで確認してください。

木目を生かしたモデルや中古品は、型番だけでなく実際に販売される個体の写真と重量も見ておくと失敗を減らせます。

Bacchusギターのおすすめモデルまとめ

迷ったら、まずBST-1-RSM/MとGS-4DX RSM/Mを比較すると絞りやすくなります。シンプルな定番仕様ならBST-1、音作りの幅やハイポジションの弾きやすさまで求めるならGS-4DXが候補です。

短いスケール、TLタイプ、24フレットなど、欲しい仕様がはっきりしている場合だけ別モデルへ広げましょう。

購入前には型番末尾や「DX」の有無、初期調整を頼めるかを確認してください。価格やシリーズの高さより、実際に使う仕様が揃っているかが選ぶ基準です。

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