大人になってからギター教室に通うとき、先に曲を弾けるようにしておく必要はありません。構え方やコードの押さえ方から教わるコースがあります。
一対一で質問しながら習いたいなら個人レッスン、仲間と演奏する楽しさも味わいたいならグループが選択肢です。
仕事や家事に合わせて通える時間と費用も比べれば、自分が通ってみたい教室を選べます。
教室選びで押さえたいのは、次の3つです。
- 自分のペースで習うか、仲間と演奏するか
- 通える時間と、月謝以外にかかる費用
- 無料体験で教わり方や予約の条件を確かめるポイント
「まずは好きな曲のコードを覚えたい」くらいの希望からで構いません。習ってみたいことと通える条件を見つけて、初めての無料体験へ持っていくメモを用意しましょう。
ギター教室は大人の初心者でも通える
初心者向けの教室では、初めてギターを持つ人も受講できます。弦の押さえ方や音の出し方を、講師に見せてもらいながら始められるんです。
何から始めたらよいか分からないなら、「ギターは初めてなので、持ち方から教わりたいです」と伝えてみてください。年齢や今の演奏経験だけで諦めず、初歩から教わるコースを探しましょう。
40代や50代から始める人に対応する教室もある
40代や50代から始めたい人も、未経験者向けの教室を探してみてください。
例えば、島村楽器ららぽーと磐田店は、50代・60代・70代からギターを始めたい人へレッスンを案内しています。楽譜が読めない人や、初めてギターに触れる人も対象です。
このように大人の未経験者を受け入れる教室はあります。ただ、開講する曜日やコースは店舗によって違うので、近くの教室へ「ギターは初めてです」と伝えて受講できる枠を聞いてみましょう。
楽譜が読めなくても構え方やコードから教わる
シアーのアコースティックギターコースでは、構え方やピックの使い方、弦を押さえる動作など、基礎から進めるレッスンが案内されています。まだ曲を弾けないことは、相談を先延ばしにする理由にはなりません。
楽譜の読み方も、分からないところを含めて教わりたいと伝えておきましょう。
体験前に音楽用語を覚え込むより、エレキでソロを弾きたいのか、アコギで歌の伴奏をしたいのかを話せると、習いたい内容が伝わります。
上達までの期間が気になるときは、まず「好きな曲の一部分」「簡単なコードでの伴奏」など、できるようになりたいことを具体的にしてみてください。一部分を弾くことと、一曲を通して仕上げることでは、練習する内容も違うからです。
教室へ通っても、自宅での反復は必要です。何か月で弾けるかだけを聞くより、最初に取り組む課題と家での練習を相談しておきましょう。
もちろん、独学で始める方法もあります。すでに練習していてコードが鳴らないなどの悩みがあるなら、独学でつまずく原因と講師に相談する目安で、指の位置を自分で確かめる方法と、講師に見てもらいたい状態を比べてみてください。
大人の初心者がギター教室を選ぶときのポイント
初歩から教わるとしても、自分だけに合わせて進めたい人と、誰かと一緒に演奏したい人では、楽しめるレッスンが違います。
どちらが早く上達するかだけで決めず、質問のしやすさや弾きたい曲、通う予定まで考えてみましょう。入会後のレッスンを思い浮かべると、体験で聞きたいことも出てきます。
自分のペースで習うか仲間と演奏するか

分からないところで止まって質問したいなら、講師と一対一の個人レッスンが候補です。指の置き方など、自分の動きを見てもらいながら進めたい人にも合います。
一方、同じ趣味の人と合わせて弾くことも楽しみたいなら、グループレッスンを探してみてください。ただ、人数だけでは進め方まで分かりません。
例えばヤマハには、同じステップの仲間と進むグループと、異なるレベルの参加者がそれぞれの課題に取り組むミュージックジムがあります。どの形式を選べるかはコースによるため、希望する教室で聞いておきたいところです。
| 習うときの希望 | 受講形式の候補 | 体験で聞いておきたいこと |
|---|---|---|
| 自分の動きを見てもらいながら質問したい | 個人レッスン | 分からない動作をどう説明してもらえるか |
| 同じ段階の仲間と合わせて弾きたい | グループレッスン | 初心者向けクラスの進度と人数 |
| 仲間のいる場で自分の課題も進めたい | ミュージックジムなど | 個別の課題と一緒に演奏する時間の進め方 |
人前で弾くのが気になるなら、最初は個人レッスンを選んでもよいと思います。
反対に、仲間との演奏を楽しみにしているなら、初心者だからという理由だけでグループを外す必要はありません。
弾きたい曲と教わり方が合うか
好きな曲をきっかけに始めたい人は、曲名と、どんな演奏をしたいかを伝えておきましょう。
同じ曲でも、歌いながらコードを弾きたいのか、エレキのソロを弾きたいのかで習う内容が変わります。曲名だけでなく、弾いてみたい部分まで話せると具体的です。
体験では、次のような短いメモで構いません。
- 好きな曲と、弾いてみたいパート
- ギターの持ち方やコードなど、まだ分からないこと
- 「基礎を順番に教わりたい」「好きな曲にも取り組みたい」などの希望
難しい曲を希望しても、最初から全部に取り組む必要はありません。いま練習できる一部分や、その曲に必要な基礎を講師と相談してください。
通える時間と予定変更の条件を確かめる
仕事帰りに通いたいなら、教室の営業時間だけでなく、その時間にギター担当の講師がいるかも聞いておきましょう。
予約する日時を選べる教室でも、希望する枠が必ず空いているわけではありません。毎週同じ時間に通いたい人と、勤務予定に合わせて予約したい人では、使いやすい仕組みも違います。
入会前に見ておきたいのは、次の条件です。
- 実際に通える曜日・時間にあるギターのレッスン枠
- 曜日や時間が固定か、その都度予約するか
- キャンセルや振替ができる期限
- 月内に受けられなかった分を翌月へ繰り越せるか
シアーの場合、変更・キャンセルは前日17時まで。それ以降は1回分を消化し、月内に使わなかったレッスンは翌月へ繰り越せません。
急な残業が多いなら、予約の自由さだけで入会を決めない方がよいと思います。
無理なく通える回数に加えて、家で復習する時間も取れそうか考えてみてください。
月謝と楽器の準備を確認して予算を決める
通える回数を考えるときは、毎月いくら払えるかも一緒に決めたいところです。月謝以外の費用や、家で使うギターの準備によって、最初に必要なお金は変わります。
一度払う費用と毎月払う費用を分けておくと、入会時だけでなく、その後も通い続けられるかを考えられます。
月謝だけでなく入会金や追加費用も比べる
例えばシアーは、月2回の月謝が税込11,000円、入会金が税込2,200円です。一部の講師には、月謝とは別に指名料がかかります。
ほかの教室を比べるときも、月謝の数字だけで決めず、次の支出を聞いてみてください。
- 入会時:入会金、最初に必要な教材や楽器
- 毎月:月謝、施設費、交通費など
- 条件による費用:講師の指名料、追加教材など
月謝を比べるなら、月の回数と一回の時間も合わせましょう。個人の30分とグループの60分では、講師が自分だけを見てくれる時間も同じではありません。
僕なら、一回あたりの安さより、毎月無理なく受けられる回数を先に決めます。回数を増やしても通えなかったり、復習する余裕がなくなったりすると、続けにくいからです。
個人・グループ・オンラインのどれが予算に合うか迷うなら、ギター教室の月謝と入会金を含む費用比較で、教室ごとの料金・受講回数・一回の時間を比べてみてください。交通費も含めて考えると、通学するか自宅で習うかも選べます。
ギターを買う前にレンタルと家での練習を確認する
ギターを持っていなくても、楽器を借りて体験できる教室があります。シアーでも、無料の楽器レンタルが案内されています。
借りたいことを予約時に伝えておけば、ギターを買う前に体験を受けられます。
ただ、教室で借りる楽器と、家で練習するために用意する楽器は別です。教室のレンタルだけで、自宅でも練習できると考えないようにしましょう。
入会を考えるときは、家でどんな練習をするのか、そのためにいつ頃ギターを用意するのかまで聞いておきましょう。
好きな曲を弾くために受講しても、レッスンの間には同じ動作を繰り返す時間が必要になります。
そうすれば、いつギターを買うか、次のレッスンまでに何を練習するかも決めていけます。
希望する習い方からギター教室の候補を絞る
講師に一対一で見てもらいたい、教材に沿って基礎を習いたいなど、希望する教わり方から教室を探してみましょう。ここでは、シアーとヤマハを具体例として紹介します。
この2校だけから選ぶ必要はありません。近くの教室でも、同じように指導形式と通える時間を聞いて比べられます。
マンツーマンで日時を選びたい人はシアー
シアーはマンツーマンで、講師や受講日時を選ぶ仕組みです。エレキとアコースティックギターのコースがあり、好きな曲や習いたい内容を相談できます。
「指の置き方を自分に合わせて教えてほしい」「仕事の予定に合わせて予約したい」という人は、体験で教わり方を試してみてください。
希望の校舎にギターの開講枠があるか、通いたい時間に受けられそうかは聞いておきたい点です。毎回同じ講師や日時で受けたいなら、その通い方ができそうかも相談しましょう。
初心者への教え方の評判や、講師を選ぶときの注意まで知りたいなら、シアーの評判と講師選び・予約のポイントで、受講者が説明をどう感じたか、希望の講師を予約するときに何に気をつけるかを確かめてみてください。
教材や受講形式を比べたい人はヤマハ
基礎を順番に習いたい人や、仲間との演奏も楽しみたい人には、ヤマハも選択肢です。
ヤマハのギターレッスン案内では、基礎練習用の教材と、一曲を通して練習する教材が紹介されています。楽譜の閲覧や参考音源の再生ができるデジタル教材もあります。
好きな曲も習いたいなら、教材以外の曲をレッスンで扱えるかも相談しておきたいところです。
| こんな習い方を希望するなら | 教室の具体例 | 入会前に確かめること |
|---|---|---|
| 一対一で相談しながら日時や講師を選びたい | シアーミュージック | 通いたい時間のギター枠と予約変更の条件 |
| 教材に沿って学びながら受講形式も比べたい | ヤマハ | 近隣会場のコース・形式と教材を含む費用 |
仕組みが希望に合っても、講師の説明を理解できるかまでは案内だけで分かりません。体験では、教わり方と実際の通いやすさを確かめましょう。
無料体験で教わり方と通いやすさを確かめる
体験で見たいのは、上手に弾けたかだけではありません。分からないところを聞けるか、教わった動作を自分でも試せるかを確かめてみてください。
予約時や最初のヒアリングでは、次の3つを伝えましょう。
- ギターは未経験か、少し練習したことがあるか
- 弾いてみたい曲や、やってみたい演奏
- 入会後に通いたい曜日と時間
当日は、次の点を見ておきましょう。
- 分からない動作を、理解できる言葉で説明してもらえるか
- 家で何をどう練習すればよいか分かるか
- 入会後も通いたい曜日や時間に受けられそうか
- 月謝以外の費用や予約変更の条件に無理がないか
例えば、説明を聞いても指の置き方が分からなければ、もう一度見せてもらってください。
そこで質問できるか、説明を受けて自分でも動かせるかが、教わり方の相性を考える手がかりです。
一対一で持ち方やコードから教わりたいなら、シアーの無料体験で「ここから教えてほしい」と伝えてみてください。家で最初に何を練習するかも相談してみましょう。
エレキ・アコギの希望と通える時間をメモして、申込み先で近くの校舎と体験日程を選びましょう。
教材に沿った進め方や仲間との演奏にひかれるなら、ヤマハの体験も候補です。
公式のギター案内から近くの会場と希望するコースを探し、選べる受講形式や体験日程を確かめて申込みへ進んでください。
説明が分かりにくかったり、通える時間が合わなかったりしたなら、別の教室を試して構いません。体験を受けたことだけを理由に、その場で入会を決める必要はありません。
まとめ|教わり方と通いやすさから最初の教室を選ぼう
大人の初心者も、構え方やコードから教わる教室を選べます。最初の一校は、弾きたい演奏と生活の中で続けられる条件から探してみてください。
体験先を選ぶときは、この順番で進めてみましょう。
- 通える曜日・時間と、毎月続けられる予算を決める
- 個人かグループかなど、希望する教わり方から体験先を選ぶ
- 体験で目標と不安を伝え、家で取り組む最初の練習を聞く
好きな曲の名前や「ここから教わりたい」という希望があれば、相談を始められます。無理に上手く弾こうとせず、初めての動作を分かる言葉で教えてもらえるか、体験で確かめましょう。
