月謝1万円なら安く、1万5千円なら高い。ギター教室の料金は、そこまで単純には比べられません。
同じ月謝でも、45分のマンツーマンが月2回の教室もあれば、60分のグループレッスンを月3回受けられる教室もあります。さらに入会金や施設費、教材費が加わると、実際の負担は料金表の第一印象から変わります。
目安として、通学型のマンツーマンは月10,000~18,000円前後、グループは月6,500~11,000円前後、オンラインは月8,000~16,000円前後です。
ただし、本当に比べたいのは月謝の数字ではありません。レッスン時間や回数、月謝以外の費用まで含めて、無理なく続けられる教室を絞っていきましょう。
- 月謝と一緒に入会金・施設費も確認する
- 1回あたりの料金だけでなくレッスン時間も比べる
- 通学費を含めるとオンラインのほうが安くなる場合がある
- 迷ったら入会前の体験レッスンで総額を聞く
独学を続けるか教室へ切り替えるか決め切れていない場合は、先にギター独学がつらくなる原因と切り替え時を整理しておくと判断しやすくなります。
※掲載料金は2026年8月時点の公式情報をもとにしています。最新の料金やキャンペーンは各教室でご確認ください。
ギター教室の料金相場は月いくら?
ギター教室の月謝は、レッスン形式によって大きく変わります。まずは通学型のマンツーマン、グループ、オンラインの3つに分けて考えると、自分の予算に合う範囲が見えてきます。
| レッスン形式 | 月謝の目安 | よくある回数・時間 | 向いている人 |
|---|---|---|---|
| 通学型マンツーマン | 10,000~18,000円前後 | 月2~4回・1回30~60分 | 苦手な部分を細かく見てもらいたい人 |
| グループ | 6,500~11,000円前後 | 月3回前後・1回50~60分 | 費用を抑えながら定期的に通いたい人 |
| オンラインマンツーマン | 8,000~16,000円前後 | 月2~4回・1回45~50分 | 近くに教室がない人・通学時間を減らしたい人 |
通学型マンツーマンは月10,000~18,000円前後
通学型のマンツーマンレッスンは、1回30~60分を月2~4回受けて、月10,000~18,000円前後が一つの目安です。
講師が一人の生徒に合わせて進めるため、コードチェンジやフォームなど、自分では原因が分かりにくい部分も相談できます。弾きたい曲を中心に進められる教室も多く、初心者が練習の方向を決めやすい形式です。
その代わり、グループより月謝は高くなりやすくなります。教室によってレッスン時間が30分、45分、60分と異なるため、月の回数だけではなく1か月に何分教えてもらえるかまで見てください。
グループレッスンは月6,500~11,000円前後
グループレッスンは、マンツーマンより月謝を抑えやすい形式です。
例として今回確認したギター教室では、50分×月3回で6,500円の教室がある一方、島村楽器の三宮オーパ店では60分のグループレッスンが月11,000円から案内されています。参考:Yone Guitar Schoolのコース・料金
ただし、レッスン時間のすべてを自分だけに使えるわけではありません。人数や参加者のレベルによって進み方も変わるので、安さを優先する人や、ほかの受講者と一緒に弾くことを楽しめる人に向いています。
反対に、決まった曲のつまずきを早く直したい人は、多少高くてもマンツーマンのほうが費用を無駄にしにくいでしょう。
オンラインレッスンは月8,000~16,000円前後
オンラインのマンツーマンレッスンは、1回45~50分を月2~4回受ける場合、月8,000~16,000円前後が目安です。
通学型と比べて月謝が極端に安いとは限りません。それでも、入会金や施設費がかからない教室があり、交通費も不要なので、毎月の総額は抑えやすくなります。
例えばオンラインギター教室Cubeの45分コースは、月2回8,635円から月4回16,115円です。教室によっては25分などの短いプランも選べます。
自宅でそのままレッスンを受けられるのも利点です。一方で、通信環境によって音が途切れたり、講師が手元を確認しにくかったりすることもあります。
料金だけでオンラインを選ばず、体験レッスンで音や映像に問題がないか試しておくと安心です。
ギター教室の料金を公式例で比較
実際の教室を比べると、同じマンツーマンでも時間と料金に差があります。月謝の幅だけでは分かりにくいため、2026年8月時点の公式料金をまとめました。
| 教室 | 形式・時間 | 月謝 | 入会金 | 料金上の特徴 |
|---|---|---|---|---|
| シアーミュージック | 通学マンツーマン・45分 | 月2回11,000円 月3回14,850円 月4回17,600円 | 2,200円 | 回数が増えると1回あたりの料金が下がる |
| 島村楽器 三宮オーパ店 | 個人30分~ グループ60分~ | 個人13,750円~ グループ11,000円~ | 個人13,200円 グループ6,600円 | 受講時間や級によって月謝が変わる |
| THE POCKET | オンラインマンツーマン・50分 | 月2回8,600円 月3回11,700円 月4回14,960円 | 0円 | 教材費・管理費も不要 |
| ギター教室CABIN | 通学マンツーマン・60分 | 月2回9,000円 月3回12,600円 月4回16,000円 | 無料キャンペーン中 | 表示料金にスタジオ代・維持費を含む |
シアーミュージックの月4回は1回あたり4,400円、THE POCKETの月4回は1回あたり3,740円、ギター教室CABINの月4回は1回あたり4,000円です。
金額だけならTHE POCKETが低く見えますが、オンラインと通学では教わり方が違います。CABINは1回60分、シアーミュージックは1回45分なので、月謝と1回あたりの料金だけで順位を決めないことも大切です。
- 1か月に受けられる回数
- 1回のレッスン時間
- マンツーマンかグループか
- 入会金や施設費を含めた総額
- 通学時間や振替のしやすさ
この順番で比べると、月謝の安さだけに引っ張られにくくなります。
月謝以外にかかる費用
料金表で最初に見えるのは月謝ですが、入会時や毎月の支払いには別の費用が加わることがあります。半年、1年と続ける予定なら、月謝以外の金額も先に確認しておきましょう。
入会金
入会金は無料の教室もあれば、10,000円を超える教室もあります。
今回の例では、シアーミュージックが2,200円、島村楽器の三宮オーパ店は個人レッスン13,200円です。
入会金無料キャンペーンを実施する教室もありますが、期限や条件は変わります。キャンペーンがなくても無理なく続けられる月謝かを先に見たほうが、教室選びで失敗しにくくなります。
施設費・運営管理費
教室によっては、月謝とは別に施設費や運営管理費がかかります。月1,000円でも1年間なら12,000円になるため、見落とせない費用です。
一方、THE POCKETのように管理費がかからないオンライン教室や、スタジオ代・維持費を表示料金に含める教室もあります。
料金表に記載がなければ、毎月支払うのは月謝だけなのかを体験時に聞いておきましょう。
教材費・楽譜代
市販の教則本や楽譜を使う教室では、教材費が別に必要になる場合があります。好きな曲の楽譜をその都度購入するなら、1回限りではなく継続的に費用が発生することもあります。
ただ、教材費がある教室が割高とは限りません。講師が用意した資料だけで進めるのか、市販教材を繰り返し使うのかによって負担は変わります。
楽器レンタル代と交通費
教室内のギターを無料で借りられれば、仕事や学校の帰りにも通いやすくなります。有料レンタルの場合は、1回ごとの料金と月額のどちらなのかを確認してください。
通学型では電車代や駐車場代もかかります。月謝が1,000円安くても、往復500円で月4回通えば交通費は2,000円です。
この差を含めると、少し月謝が高くても自宅や職場に近い教室のほうが安く続く場合があります。
「月謝が安い」だけで決めると失敗しやすい
安い教室が悪いわけではありません。ただし、レッスンの内容が自分の目的に合っていなければ、安い月謝を何か月払っても上達につながりにくくなります。
1回あたりの料金とレッスン時間を比べる
月12,000円の教室でも、30分×月4回なら合計120分、60分×月2回でも合計120分です。総時間は同じですが、毎週フォームを修正してもらうのか、1回でじっくり一曲を進めるのかで使い勝手は変わります。
短いレッスンは練習の方向をこまめに直したい人向きです。長いレッスンは通う回数を減らしたい人や、演奏をある程度まとめて見てもらいたい人に合います。
1回あたりの安さだけでなく、生活の中で使い切れる時間かまで考えてみてください。
マンツーマンとグループの違いを確認する
マンツーマンでは、自分が弾けない箇所に時間を使えます。質問もしやすいため、独学で何度も同じところにつまずいている人には相性のよい形式です。
グループは費用を抑えやすく、ほかの人と合わせる経験もできます。その一方で、参加者全体に合わせて進むので、自分だけ先へ進んだり同じ部分を繰り返したりするのは難しくなります。
「初心者だから安いグループで十分」とは限りません。直したい課題がはっきりしている初心者ほど、マンツーマンの時間を有効に使えることもあります。
振替やキャンセルの条件を確認する
仕事や学校の予定が変わりやすい人は、料金より先に振替条件を確認したほうがいいでしょう。休んだ分を振り替えられなければ、その月の1回あたりの実質負担は高くなります。
- 何日前まで変更できるか
- 当日キャンセルは消化扱いになるか
- 翌月へ繰り越せるか
- 曜日と時間は固定か自由予約か
月謝が少し高くても、予約変更がしやすく、予定した回数をきちんと受けられる教室なら無駄は少なくなります。
自宅練習を続けられる教室か考える
レッスンを受けるだけでは、ギターを弾ける時間はあまり増えません。教室で直してもらった内容を自宅で練習し、次のレッスンで再び見てもらう流れが必要です。
そのため、毎週通えるかだけでなく、次のレッスンまで何を練習すればよいか分かる教室を選ぶことが大切です。
自宅用のギターがまだ決まっていない人は、初心者が弾きやすいギターの選び方も参考になります。最初から高価なモデルを買う必要はありませんが、家で触れる楽器がないとレッスンの効果を生かしにくくなります。
ギターレッスンの費用を抑える方法
安い教室を探し続けるより、必要な回数と通い方を絞るほうが、無理なく費用を抑えられます。続けやすさを落とさずに負担を減らす方法を見ていきましょう。
最初は月2回から始める
初心者は、最初から月4回へ申し込まなくても構いません。月2回で練習内容を決め、その間に自宅で繰り返すだけでも、独学で迷っている状態からは前へ進めます。
月2回で間隔が空きすぎるなら、後から月3回や月4回へ増やせば十分です。最初の負担を小さくして、続けられると分かってから回数を増やすほうが、退会による入会金の無駄も防げます。
通学費を含めてオンラインと比較する
オンラインは月謝だけで比べると、通学型と大差がない場合もあります。しかし、交通費と移動時間がかからず、施設費がない教室も選べます。
自宅で音を出しにくい場合は、オンラインでもレンタルスタジオ代が必要になるかもしれません。自宅で受けられる環境がある人ほど、オンラインの節約効果は高くなります。
無料レンタルを利用してから購入を考える
無料レンタルがある教室なら、体験や最初の数回はギターを借りられます。エレキとアコギのどちらが合うか決め切れていない人も、講師へ相談してから購入できます。
ただし、教室で借りるだけでは自宅練習ができません。レンタルは購入を先延ばしにするためではなく、自分に合わないギターを急いで買わないために使うのが現実的です。
入会キャンペーンより毎月の総額を優先する
入会金無料や初月割引は魅力ですが、得をするのは最初だけです。月謝が毎月2,000円高ければ、半年で12,000円、1年で24,000円の差になります。
キャンペーンは最後の決め手にして、先に通常月の支払額を比べてください。
「今日入会すれば安い」と案内されても、その場で決める必要はありません。月謝以外の費用、振替条件、通学時間まで含めて続けられるかを優先しましょう。
入会前の体験レッスンで総額を確認する
公式サイトの料金表だけでは、自分が選ぶ校舎やコースの総額まで分からないことがあります。入会後に予想外の費用が出ないよう、体験レッスンでは次の項目を聞いておきましょう。
- 入会月に支払う総額
- 2か月目以降の毎月の支払額
- 1回の時間と月の回数
- 施設費・教材費・レンタル代の有無
- 休んだ場合の振替と繰り越し
- 休会・退会の申し出期限
例えばシアーミュージックは、45分のマンツーマンを月2回11,000円から受けられ、入会金は2,200円です。月2回で足りるのか、希望する校舎でギターコースを受けられるのかは、無料体験で相談できます。
いきなり入会を決めるのではなく、月2回で始めた場合の総額と、講師へ相談しやすい雰囲気かを確かめる機会として使えば十分です。
講師の選び方やレッスンの注意点まで知ってから決めたい場合は、シアーミュージックの評判と体験前の確認事項も先に読んでおくと比較しやすくなります。
ギター教室の料金相場まとめ
ギター教室は、月謝だけなら月10,000円前後から選べます。
ただし、無理なく続けられるかは入会金、施設費、交通費、レッスン時間まで含めた総額で決まります。
- 通学型マンツーマンは月10,000~18,000円前後が目安
- グループは安くなりやすいが、自分だけに使える時間は少なくなる
- オンラインは交通費や施設費を含めると負担を抑えやすい
- 月謝ではなく、入会金や諸費用を含む総額で比べる
- 迷うなら月2回から始め、必要に応じて回数を増やす
最初から最安の教室を探し切る必要はありません。
候補を2~3校に絞り、体験レッスンで料金と教わり方を比べるほうが、自分に合わない教室へ支払い続ける失敗を避けられます。