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ギターを始めたばかりのころ、コードを押さえる指がとなりの弦に当たってしまい、キレイな音が出ないと悩んでいませんか。
一生懸命練習しているのに、音がにごったりミュートされたりすると、やる気も下がってしまいますよね。実は、この悩みはギター初心者のほとんどが通る道です。
原因は、指の形や才能ではなく、ほんの少しのコツを知らないだけかもしれません。指の位置や力の入れ方、手首の角度など、正しいフォームを意識するだけで、驚くほど音はクリアになります。
この記事では、なぜ他の弦に指が当たってしまうのか、その原因と具体的な解決策を、誰にでもわかるようにやさしく解説します。正しい練習方法を知れば、今まで鳴らなかったコードもきっとキレイに響くはずです。ひとつずつ試して、ギターを弾く楽しさを取り戻しましょう。
この記事を読み終えるころには、悩みがスッキリ解決して、もっとギターが好きになっていますよ。
ギターを弾いていて、なぜか音がキレイに鳴らないとき、その多くは押さえている指が他の弦に触れてしまうことが原因です。
でも、心配ありません。これは特別なことではなく、多くの初心者が経験すること。まずは、なぜそうなってしまうのか、主な5つの原因を一緒に見ていきましょう。
自分のクセと見比べることで、解決策がグッと見つけやすくなります。
他の弦に指が当たる最も大きな原因は、弦を押さえる指が立たずに寝てしまっていることです。指の腹でベタっと弦を押さえると、指の側面がとなりの弦にどうしても触れてしまいます。
理想は、指先が弦に対して垂直に近くなるように立てて押さえること。そうすることで、他の弦との間にスペースが生まれ、狙った弦だけをしっかりと押さえられます。
はじめは意識しないと難しいですが、これができるかどうかで音のクリアさが大きく変わるのです。
指を立てるためには、まず「指のどこで弦を押さえるか」を意識することが大切です。
爪のすぐ下あたり、指先の一番硬い部分で弦をとらえるイメージ。最初は一本の弦だけで良いので、指先でピンポイントに押さえる練習をしてみましょう。
自分のフォームは、意外と客観的に見られていないものです。
小さな手鏡やスマートフォンのカメラを使い、自分の指がしっかり立っているか、横から見て確認する習慣をつけましょう。目で見て確認することで、正しい形を体に覚えさせやすくなります。
指を立てようと意識しすぎると、かえって肩や腕に力が入ってしまいます。
リラックスした状態で、軽く指を曲げるくらいの感覚がベスト。力みはフォームを崩す大きな原因なので、深呼吸して力を抜くことを忘れないでください。
弦を押さえる指ばかりに気を取られがちですが、実はネックの裏側にある親指の位置も非常に重要です。
親指がネックの上からひょっこり顔を出すように握りこんでしまうと、他の4本の指が窮屈になり、指を立てるスペースがなくなってしまいます。親指は、他の指を支える土台の役割。この土台が安定していないと、フォーム全体が崩れてしまうのです。
親指の正しい位置は、基本的にネックの裏側の中央あたりです。まるで、親指と人差し指でネックを軽くつまむようなイメージ。この位置をキープすることで、指板上の指が自由に動けるようになります。
手首の角度も、指の動きやすさに大きく影響します。
手首がネックの下に落ち込むように、強く「くの字」に曲がっていると、指の可動域が極端に狭くなってしまいます。これでは、指を立てようにも立てず、結果として他の弦に触れてしまう原因に。少し意外かもしれませんが、理想の手首は、腕からまっすぐ自然に伸びている状態です。
ギターを構えたときに、手のひらとネックの間に少し空間ができるように意識してみましょう。卵がひとつ入るくらいのスペースをイメージすると、自然でリラックスした手首の角度を作りやすくなります。
初心者のうちは、「しっかり音を出さないと」という気持ちから、必要以上に弦を強く押さえすぎてしまうことがあります。
実は、ギターの弦はそれほど強い力で押さえなくても、キレイな音が出ます。力みすぎると、指の肉が横に広がり、かえって隣の弦に触れやすくなってしまうのです。また、無駄な力は指の疲れや痛みの原因にもなります。
一度、どれくらいの力で音が鳴るのか試してみましょう。少しずつ力を加え、音が鳴るギリギリのポイントを探す練習。これが、最小限の力で弾くための良いトレーニングになります。
弦を押さえる場所も、音のクリアさに関わる重要なポイントです。
金属の棒であるフレットから遠い位置を押さえると、弦をしっかり押さえるためにより多くの力が必要になります。その結果、指が力んでしまい、他の弦に当たりやすくなるのです。また、フレットから遠いと、音がビビってしまう原因にもなります。
この3点を意識して、常に最適なポジションで弦を押さえるクセをつけましょう。
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原因がわかったら、次は解決策です。他の弦に指が当たる問題のほとんどは、正しいフォームを身につけることで解決できます。
難しく考える必要はありません。いくつかのポイントを意識するだけで、あなたのギターの音は劇的に変わるはずです。ここでは、音がクリアになるフォームの作り方を、具体的なコツとあわせて紹介します。
音がクリアになるフォームの心臓部、それは「指先で弦を垂直に押さえる」ことです。
指の腹ではなく、爪の生え際に近い、指の一番先の部分を使います。まるで指先でつまようじを立てるようなイメージ。この感覚を掴むために、まずは1本の弦だけで練習してみましょう。
人差し指で6弦を、次に5弦、4弦と、1本ずつ指先で押さえて音を出していきます。このとき、他の弦に指が触れていないか、鳴らした弦の音がクリアに響くかを確認します。すべての指でこの練習を繰り返すことで、指先で弦をとらえる感覚が自然と身についていきます。
正しいフォームの土台となるのが、ネック裏の親指の位置です。
親指をネックの真ん中あたりに置くことで、他の指がスムーズに動くための支点となります。親指の位置が安定すれば、指板を押さえる指も安定する。これはフォームにおける大切な関係性です。
最初は窮屈に感じるかもしれませんが、意識して続けてみてください。だんだんと、この位置が一番力まずに指が動かせると実感できるはずです。ただし、コードによっては親指をネックの上部に出す「シェイクハンド」という握り方もあるので、基本を身につけた上で使い分けていきましょう。
手全体がネックにベッタリとくっついていると、指の自由が奪われてしまいます。
そこで意識したいのが、手のひらとネックの間に空間を作ること。手の中にピンポン玉を軽く握っているような、ふんわりとした形をイメージしてみてください。この空間が、それぞれの指が独立して動くための「あそび」になります。
このフォームを作るには、手首を少し前に出すのがコツ。自然と手のひらがネックから離れ、指が立ちやすくなります。リラックスした状態で、美しいフォームを手に入れましょう。
「自分の指が太いから、どうしても隣の弦に触れてしまう」と悩んでいる人もいるかもしれません。
でも、安心してください。指の形や大きさでギターの上達が決まることは絶対にありません。大切なのは、自分の指の特徴を理解し、それに合わせたフォームを見つけることです。
指が太いと感じる人は、通常よりもさらに「指を立てる」ことを強く意識しましょう。指先で弦を真上から押さえるイメージを持つことで、指の肉が横に広がるのを最小限に抑えられます。
また、少しだけネックの幅が広い(ナット幅が広い)ギターを選ぶと、弦と弦の間のスペースが広がり、物理的に弾きやすくなることもあります。
指が短いと感じる人は、ギターを構える角度を調整するのが効果的です。ギターのヘッド(先端部分)を少し上に持ち上げるように構えると、指板へのアクセスがしやすくなり、指が届きやすくなります。
また、親指の位置を通常より少し下にずらすと、他の指がより遠くまで伸びるようになります。自分にとって一番スムーズに指が動くポジションを探求。それが上達への近道です。
どうしてもフォームが窮屈に感じる場合は、エレキギターやアコースティックギターで使われる「シェイクハンド」スタイルではなく、ギターを立てて構える「クラシックスタイル」を試すのも一つの手です。
この構え方は、手首への負担が少なく、指の可動域を広く保てるというメリットがあります。固定観念にとらわれず、自分に合ったスタイルを見つけることが何より大切です。
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正しいフォームを頭で理解したら、次は体で覚える番です。ここでは、他の弦に指が当たる悩みを解消するための、効果的な練習メニューをステップ形式で紹介します。
毎日少しずつでも続けることで、指は確実にあなたの思い通りに動くようになります。焦らず、自分のペースで取り組んでいきましょう。
まず最初におすすめしたいのが、「クロマチックトレーニング」です。
これは、人差し指・中指・薬指・小指を順番に使って、1フレットずつ音を弾いていく基礎練習。目的は、それぞれの指を独立させてスムーズに動かすこと。この練習を繰り返すことで、指を立てる意識や、他の弦に触れないようにコントロールする力が養われます。
地味な練習ですが、効果は絶大。毎日のウォーミングアップとして取り入れるのがおすすめです。
コード練習に行き詰まったら、一度コードを分解して、一音ずつ鳴らす練習に戻りましょう。
例えばCコードなら、まず薬指で5弦3フレットを押さえ、音がクリアに鳴るか確認。次に中指で4弦2フレットを押さえ、5弦と4弦の音が両方鳴るか確認。最後に人差し指を加え、すべての音がキレイに響くかチェックします。このとき、鏡で指が他の弦に触れていないか、常にフォームを確認しながら行うのがポイントです。
音が鳴らない弦があれば、どの指が原因なのかを特定し、その指の位置や角度を微調整します。この地道な作業が、結果的にコードを最速でマスターする近道になるのです。
ギターの練習に指の痛みはつきものですが、無理は禁物です。
痛みを我慢して練習を続けると、悪いフォームが身についたり、ギター自体が嫌いになったりする原因にも。大切なのは、痛みと上手に付き合いながら、継続できる練習計画を立てることです。
一度に1時間練習するよりも、「15分の練習を1日に3回」のように、短く区切る方が効果的です。
指を休ませる時間をこまめに作ることで、負担を軽減できます。集中力も維持しやすいため、練習の質も向上します。
練習が終わったら、指のケアも忘れずに行いましょう。
指先が熱を持っているようなら、少し冷やすと痛みが和らぎます。また、指先の皮膚を硬く健康に保つために、専用のクリームで保湿するのも良い方法です。自分の指を大切に労わること。これも上達のために必要なことです。
弦の種類によっても、指への負担は大きく変わります。
初心者の方は、「エクストラライトゲージ」と呼ばれる一番細くて柔らかい弦から試してみるのがおすすめです。少ない力で押さえられるため、痛みを軽減し、フォームの練習に集中できます。
多くのギター初心者が挫折する最大の壁、それがFコードです。
複数の弦を1本の指で押さえる「セーハ」が必要なため、他の弦に指が当たりやすい代表的なコード。しかし、正しい手順で練習すれば、必ず克服できます。
いきなりFコードの形を全部押さえようとせず、まずは人差し指だけで1フレットの6本の弦を全部押さえる練習に集中しましょう。
すべての弦から音が出る必要はありません。最初はビビっても大丈夫。人差し指をまっすぐに保ち、指の側面で弦を押さえる感覚を掴むことが目的です。
完全なFコードが難しい場合は、省略した形のコードから練習するのも賢い方法です。
例えば、1弦と2弦だけをセーハし、他の指で3弦と4弦を押さえる簡単なフォームから始めてみましょう。小さな成功体験を積み重ねることが、モチベーションを維持する秘訣です。
Fコードをキレイに鳴らすには、親指をネックの裏側の中央にしっかりと置き、テコの原理で人差し指を支えることが重要です。
また、手首を少し前に出すことで、人差し指に均等に力が加わりやすくなります。まさに、これまで学んできたフォームの集大成。それがFコードです。
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正しいフォームを意識し、練習を続けても、まだ音がうまく鳴らない…。そんなときは、少し視点を変えてみましょう。
問題はあなたの弾き方だけではなく、ギターそのものにあるのかもしれません。ここでは、物理的な側面から問題を解決するための、いくつかの対策を紹介します。
「弦高(げんこう)」という言葉を知っていますか。これは、指板と弦の間の距離のことです。
この弦高が高すぎると、弦を押さえるのにより多くの力が必要になり、指が力んで他の弦に当たりやすくなります。実は、市販されているギターの多くは、初心者が弾くには少し弦高が高い状態で販売されていることが多いのです。
もし自分のギターが弾きにくいと感じたら、一度楽器店に持っていき、専門のスタッフに弦高調整を相談してみることを強くおすすめします。数千円の調整で、まるで別のギターのように弾きやすくなることも珍しくありません。これは、上達への投資です。
ギターの弦には、太さによって様々な種類があります。
太い弦はパワフルな音が出ますが、その分張りが強く、押さえるのに力が必要です。初心者のうちは、「エクストラライトゲージ」や「カスタムライトゲージ」と呼ばれる、細くて柔らかい弦を選ぶのがおすすめです。
弦を交換するだけで、指への負担が劇的に減り、フォームの練習に集中できるようになります。
| 弦のブランド | 特徴 | 価格帯の目安 |
|---|---|---|
| D’Addario (ダダリオ) | 世界中のギタリストに愛用される定番。品質が安定しており、クリアなサウンドが特徴。 | 約800円~1,500円 |
| Elixir (エリクサー) | 特殊なコーティングが施されており、錆びにくく長寿命。滑らかな弾き心地。 | 約1,500円~2,500円 |
| Martin (マーティン) | アコースティックギターの老舗ブランド。暖かく深みのあるサウンドが人気。 | 約700円~1,200円 |
これらのブランドは、どれも初心者向けのエクストラライトゲージを販売しています。
柔らかい弦に交換するメリットは、単に指が楽になるだけではありません。
少ない力で押さえられるため、無駄な力みがなくなり、結果として正しいフォームが身につきやすくなります。音が少し細くなるという側面もありますが、初心者にとってはメリットの方がはるかに大きいと言えるでしょう。
弦は消耗品です。一般的には1~2ヶ月に一度の交換が推奨されていますが、毎日弾く人ならもっと早く劣化します。
音がくすんできたり、チューニングが合いにくくなったりしたら交換のサイン。新しい弦は音も気持ちもリフレッシュさせてくれます。
どの弦を選べば良いか分からなければ、楽器店の店員さんに「初心者向けの柔らかい弦が欲しい」と相談してみましょう。あなたのギターに合った最適な弦をきっと選んでくれますよ。

ギターを弾くことは、指にとって一種のスポーツです。
練習前には、指の筋肉をほぐしてあげることで、動きがスムーズになり、ケガの予防にもつながります。プロのギタリストも、演奏前には必ず指のストレッチを行っています。
特別な道具は必要ありません。指を一本ずつゆっくりと反らしたり、手をグーパーと開いたり閉じたりするだけでも効果があります。また、練習後にも同様のストレッチを行うことで、指の疲れを和らげることができます。ギターを弾く前と後の、ほんの数分の習慣。ぜひ取り入れてみてください。
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新しいフォームに慣れる過程で、普段使わない筋肉が少し痛むのはよくあることです。ただし、鋭い痛みやしびれが続く場合は無理せず練習を休み、フォームを再確認しましょう。軽い筋肉痛であれば、筋肉が正しく使われ始めた証拠なので、休憩を挟みながら続けてみてください。
毎日5分から10分でも効果はあります。大切なのは練習時間よりも、毎日続けて体に覚えさせることです。テレビを見ながらなど「ながら練習」でも良いので、指を立てて弦を押さえる感覚に触れる時間を少しでも作ることが、上達への近道になりますよ。
まずはご自身で簡単にできる「柔らかい弦への交換」から試すのがおすすめです。費用も比較的安く、指への負担が減るのをすぐに実感できます。それでも弾きにくさが改善されない場合に、楽器店で専門的な「弦高調整」を相談してみると良いでしょう。
心配ありません。まずは柔らかい弦で正しいフォームをしっかり身につけることが最優先です。フォームが固まり、指の力も自然についてくれば、後から普通の太さの弦に戻しても問題なく対応できます。むしろ、無理して太い弦を使い続ける方が悪い癖がつく原因になります。
指先の皮がむけたりマメが潰れたりした場合は、無理に練習を続けないでください。絆創膏や指サックで保護し、皮膚が再生するまで数日間休みましょう。練習を再開する際は、押さえる力を見直し、短時間から始めるようにすると、指先が徐々に強くなっていきます。
諦めるのはまだ早いです。Fコードは誰もが苦戦する最大の壁なので、すぐにできなくて当たり前です。まずは人差し指だけで6本の弦を押さえる練習に集中したり、Fの代わりに「Fmaj7」という簡単なコードで代用したりしながら、少しずつ慣れていくのがおすすめです。
ここまで、ギターで他の弦に指が当たってしまう原因と、その具体的な解決策について解説してきました。
たくさんの情報がありましたが、一番大切なのは「焦らないこと」です。ギターの上達は、階段を一歩一歩のぼるようなもの。昨日できなかったことが、今日できるようになる、その小さな喜びを積み重ねていくことが何より重要です。
この記事で紹介したポイントを、もう一度おさらいしてみましょう。
最初はできなくても、まったく気にする必要はありません。今日紹介した練習方法やコツを、毎日5分でも良いので続けてみてください。あなたの指は、少しずつギターに馴染み、必ず思い通りに動くようになっていきます。
そして、すべての音がキレイに響くコードを鳴らせたときの感動は、今までの苦労が吹き飛ぶほど大きなものです。その瞬間を目指して、これからもギターを楽しんでいきましょう。