練習時間を増やしても、いつも同じコードで止まる。そんなときに確かめたいのは、何時間弾いたかより、どの音が鳴らず、どの動きでつまずくかです。
直す場所を見つけて練習方法を試せるなら、独学でも取り組めることがあります。
一方、説明を読んでも自分の弾き方のどこを変えるべきか分からない場合は、講師に一度見てもらうのもよい選択です。
- コードが鳴らないときの指の位置とギターの状態
- 苦手な部分に絞った練習と録音の比べ方
- 教室へ相談する目安と無料体験で聞きたいこと
まずは、いま止まってしまうコードやフレーズを一つ思い浮かべながら、この記事を読んでみてください。
ギターの独学で上達しないときの確認ポイント
「曲が弾けない」だけでは、練習する範囲が広すぎます。
音が鳴らないのか、コードを替えると止まるのか、速くなると崩れるのかを分けてみてください。
同じ曲でも、つまずく場所によって試す練習は変わります。押さえにくさにはギターの状態が関わる場合もあるので、全部を練習不足で片づけずに確かめましょう。
コードが鳴らないときの指の位置とギターの状態
コードを押さえたら、まずは鳴らす弦を一本ずつ弾いてみてください。まとめて鳴らすより、音が出ない弦や、詰まっている音を探しやすくなります。
鳴らない弦が見つかったら、次の二つを確認しましょう。
- 隣の弦を押さえる指が触れていないか
- 押さえる位置がフレットから離れすぎていないか
強く握ることだけに集中すると、こうした接触や位置のずれを見落としかねません。
僕はFコードが鳴らず、教則本の意味も分からなくて、好きな曲のTAB譜を中心に弾いていました。
教則本の押さえ方と自分の指の違いが分からないなら、「何弦が鳴らないか」をメモしておくと、あとで講師に相談するときにも伝えやすいです。
Fenderの公式解説でも、弦高を下げる際には、ビリビリとした雑音が出る「ビビり」との兼ね合いが説明されています。高さが適切か分からなければ、購入店や楽器店に押さえにくい場所を伝えて相談してみてください。
押さえにくさが続くなら、高いギターへ買い替える前にいまの一本をお店で見てもらいましょう。
コードチェンジや速いフレーズで止まる場所
コードを一つずつ鳴らせても、次へ移るところで指が止まることがあります。この場合は一曲を最初から弾き直すより、止まる前後のコードだけを取り出してみましょう。
例えばCからGへ替えるときに止まるなら、C→Gの動きをゆっくり繰り返してみてください。指の移動に時間がかかるのか、次のコードを鳴らすタイミングが合わないのかを見ます。
速いフレーズも、音が乱れるところだけを短く取り出してみてください。左右の手のどちらかが必ず原因だと決めず、テンポを落としたときに音や動きがどう変わるかを確かめましょう。
ゆっくりなら弾ける場合と、ゆっくりでも同じ音が抜ける場合では、練習で確かめたいことが違います。速さを上げる前に、まずは一音ずつ追える状態にするのがおすすめです。
弾ける部分の反復で残る苦手な課題
好きな曲を通して弾く時間は、ギターを続ける楽しみでもあります。ただ、いつも同じ場所で止まって最初へ戻る練習では、弾ける部分ばかりを繰り返すことになりがちです。
迷ったときは、次の表から近い場面を探してみましょう。
| 困っている場面 | 自分で確かめること | 分からない場合の相談先 |
|---|---|---|
| コードの一部が鳴らない | 弦ごとの音と指の接触や押さえる位置 | ギター講師 |
| コードを替えると止まる | 止まる前後の指の移動と音を出すタイミング | ギター講師 |
| 速くすると音が乱れる | テンポを落としたときの音と左右の手の動き | ギター講師 |
| 指の位置を変えても押さえにくい | どの場所が押さえにくいかと楽器の状態 | 購入店や楽器店 |
練習時間の長さだけでは、苦手な箇所に取り組めているかまでは分かりません。鳴らない音や止まる場所が見えてきたら、短く録って、練習前後で比べられるようにしておきましょう。
独学の練習を立て直す3つの手順
苦手な箇所が見つかっても、弾いている最中は指を動かすことに集中してしまいます。そこで、短く録る、課題を絞って練習する、前回と比べるという順番で進めてみましょう。
用意するのは、手持ちのスマートフォンなど録音できる道具と、テンポを確かめるためのメトロノーム。
上達を確認するために、最初から録音機材をそろえる必要はありません。
短い録音で確かめる音とリズム
止まる箇所の少し前から、次のコードやフレーズへ移るところまでを録ってみてください。
聴き返すときは、気になることを一度に全部探さず、まず一つだけ。困っている場面に合わせて、耳を向けるところを絞ってみましょう。
- コードの音が抜けるなら、どの音が鳴っていないか
- 切り替えで止まるなら、音と音の間隔がどこで空くか
手元の動きが気になる場合は、動画で録る方法もあります。ただ、映像を見ても何を直すべきか判断できなければ、講師に見てもらう材料として使えます。
録音は上手いか下手かを採点するためではなく、次の練習で確かめる場所を残すためのものです。
苦手な部分に絞った練習とテンポ
音が抜ける一小節や、止まるコードの組み合わせを取り出して練習しましょう。毎回曲の頭から戻るより、困っている動きを繰り返せます。
テンポは、原曲の速さより、一音ずつ聴けて手の動きも追える速さを優先してください。
その速さでも崩れるなら、さらに短く区切るか、押さえ方から確認してみましょう。音がそろってきたら少しテンポを上げ、どこで乱れるかを改めて確かめます。
ストロークで拍がずれるなら、テンポを落とすだけでなく、ダウンとアップを切り替える右手の動きも見直したいところ。
「どの拍で下へ振るのか」「アップはどう入れるのか」で迷う人は、ストロークの練習方法で、基本の振り方とリズムの合わせ方を確かめてみてください。
同じ条件で比べる前回からの変化
練習後にもう一度録るときは、同じフレーズを同じテンポで弾いてみましょう。違う曲や速さで比べるより、今回取り組んだ箇所の変化を確かめやすくなります。
比べるのは、弾く速さだけではありません。練習前の録音と聴き比べて、次のような変化も見てください。
- 以前止まっていた箇所を続けて弾ける
- 抜けていた音が鳴る
- 余計な弦の音が減る
僕も20代前半は「速く弾ける=上手い」に引っ張られていましたが、30代以降はリズムや音の置き方、コードの響きを気にするようになりました。
練習の成果は、速さだけで決めたくないんです。
前回との差が分からないときは、区切る長さや確かめる音を変えて試してみましょう。
とはいえ、昔の練習は効率が悪かったと思う一方、効率ばかり考えていたら続かなかった気もします。
録って確かめる練習と、好きな曲を弾く時間は、どちらも残しておきたいです。
独学を続けるか教室へ相談するかの目安
苦手な箇所が分かっても、「どう直せばいいんだろう」で止まることはあります。独学を続けるか教室に相談するかは、次に試す練習を自分で選べるかを目安にしてみてください。
試す練習を選び、音や動きを比べながら修正できるなら、自分のペースで続けられます。
反対に、弾けない場所は分かっても原因や直し方が分からない場合は、個別の助言を検討しましょう。半年や一年という期間だけで、独学の限界とは決められません。
課題を見つけて練習を修正できる場合
「Gへ替えるときに止まるので、前後だけをゆっくり練習する」のように、試すことが具体的なら、まずは独学で取り組めます。録音で前回との差を聴き、その結果に合わせて練習を変えてみてください。
教則本や動画を使うときも、いま困っているところの説明から選んでみましょう。
教材を増やすことより、説明を自分の演奏に当てはめて試せるかを大切にしたいです。
必要なときに人へ質問することと、独学を続けることは両立します。教室に通い始めたら自分で練習を考えなくてよい、というわけでもありません。
原因やフォームを自分で判断できない場合
説明どおりに指を置いているつもりなのに音が鳴らない、動画を見ても自分との違いが分からない。こうした場合は、教材を探し続けるより、実際の弾き方を講師に見てもらう方法があります。
相談では、弾けない場所を示したうえで、何を変えるとよいか、その理由も聞いてみましょう。次に家で試すことが具体的になれば、自主練習にも取り組みやすいはずです。
僕が教室を選ぶなら、演奏の見本だけでなく、自分のどこを直すかを理解できる説明を重視します。
一回で弾けるようになるかより、帰ってから何を練習するかが分かるかを確かめたいです。
| 今の状態 | 次に試すこと | 教室を検討する理由 |
|---|---|---|
| 課題も試したい練習も分かる | 同じ条件で録音しながら練習を続ける | 練習内容に迷ったときに助言を得るため |
| 苦手な箇所は分かるが直し方が分からない | その箇所を講師へ具体的に伝える | 自分に合う練習の進め方を相談するため |
| 押さえ方や左右の手の動きを判断できない | 実際に弾いて見てもらう | 自分では気づきにくい点を指摘してもらうため |
ギター教室が必要かを、練習年数だけで決めることはできません。自分では判断できない点があるなら、無料体験で指導の受けやすさを確かめるところから始められます。
無料体験で確かめたい指導と受講条件
体験では、普段つまずいているコードやフレーズを見てもらいましょう。漠然と「上手くなりたい」と伝えるより、何を相談したいかが講師にも伝わります。
指導が分かりやすいかに加えて、通える日時や月謝も確認したいところ。
体験中にうまく弾けたかだけで決めず、家で続けられる練習と、無理のない通い方まで考えてみてください。
講師へ伝える悩みと自宅での練習方法
相談したいことを伝えるために、具体的な場面と、手元にあるものを用意しておきましょう。
- 困っている場面:「Fの2弦だけ鳴らない」「コードを替えると拍に遅れる」など一つ
- 譜面や音源:練習している曲のものがあれば、相談内容を示す助けになる
- 録音とメモ:録音を残している人は、気になった場所も書いておく
上手く弾けるところだけを披露するより、困っている演奏をそのまま見てもらいたいです。
体験中に聞いておきたいのは、例えば次のようなこと。
- いまの弾き方では、どこを変えるとよいか
- 家では、どの部分をどのように練習すればよいか
- 練習後は、何を確かめると変化が分かるか
「言われたとおりに弾けた」だけでなく、家でも試せそうな説明かを確かめてください。短い体験で課題が全部解決するとは限りませんが、質問に対する答えの分かりやすさは見ておけます。
シアーミュージックの体験と入会後の条件
個別に練習方法を相談したい人には、シアーミュージックのギターコースが選択肢の一つです。無料体験はマンツーマンで、目標や経験、見てほしいことを伝え、演奏に合わせた指導を受ける流れになっています。
体験レッスンそのものは30分。説明なども含め、全体の所要時間は1時間程度を見込んでおきましょう。
入会後は、入替・準備を含めて1回45分の通常レッスンです。
料金や予約では、次の条件を確認してください。
- 月2回の受講料は11,000円、入会金は2,200円(いずれも税込)
- 一部の講師は、別途指名料がかかる
- レッスンの変更・キャンセルは前日17時まで
- 未消化のレッスンは翌月へ繰り越せない
前日17時を過ぎたキャンセルは、1回分のレッスンを受けた扱いになります(シアーミュージックの公式FAQ)。
忙しい月も通える回数か、希望する日時に予約できそうかは、指導内容と合わせて考えたいところです。
講師の選び方や評判も気になるなら、シアーのギターコースの評判と料金で、受講者の声や講師との相性を確かめるときの注意点を読んでみてください。
体験では、いつも止まるコードやフレーズをそのまま相談してみましょう。家で何をどう練習すればよいか分かる説明かを、通うかどうかの目安にしたいです。
個別にフォームや練習方法を見てもらいたい人は、まず通える校舎と体験日時の空きを確かめてみてください。
まとめ:練習の見直しから選ぶ次の一手
次にギターを手に取ったら、いつも止まるコードやフレーズを一つ選び、短く録って聴いてみてください。
曲全体への評価より、まずはその箇所の音と動きからです。
その音や動きを手がかりに、次に試すことを選んでみましょう。
- 直し方を試せるなら、短く区切った練習と録音の比較を続ける
- 原因やフォームを自分で判断できないなら、困っている演奏を講師に見てもらう
- 指の位置を変えても押さえにくいなら、買い替える前に楽器店へ相談する
好きな曲を楽しむ時間も残しながら、いま分からないことを一つずつ減らしていきましょう。
